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刺さる効くコピーの力
私は、もともとコピーライターではありません。肩書としては企画・デザイナーです。ですから、コピーの重要性よりデザインの力をアピールすべきなんですが……
2013年にセールス・ライティング(後述)を知った今では、〈ライティング・デザイナー〉という肩書にしています。
今の時代は、デザインよりコピーの力が重要だと考えています。とくにインターネットの世界では、きれいな写真は当たりまえですから。印象に残るのは〈言葉の力〉〈コピーの力〉です。
2014年以前にも、コピーの力で仕事になったこともありました。たとえば、次の仕事を見てください。
27社が参加したコンペに勝ったキャッチコピー
私達は、やり遂げます!
[写真上:左]
大学案内でも高校生がターゲットの入学案内ではありません。大学を卒業する生徒を就職する企業に向けて「うちの学校にはこんな分野の学生たちがいます」という大学案内です。このコンペに、28社のデザイン会社が参加しました。
それまでの資料を拝見すると、表紙は未来のイメージや施設をきれいに撮った写真などが使われていました。私も数案同じ方向性を考えていました。
しかし、締め切り前日になって「うちの学生は戦力になります」というメッセージを思いつきました。そして、そのアイデアがこの表紙「私達は、やり遂げます!」です。ほぼラフ案のまま校了になり印刷されました。
制作中に担当の方に「採用された理由は何でしょうか?」とお聞きしたところ、
「キャッチで決めました」とご返事をいただきました。あらためて、『コピーの力は強い』と思いました。
君が、機械の心(AI)になる!
[写真上:右]
こちらはイメージ写真だけOKになり、大学からのキャッチコピーのリクエストはありませんでした。
でも、私としては何かメッセージがあった方が印象に残ると考えました。当時、AIが流行りだした頃で、「AI」という言葉を入れたいと思っていました。
そこで、AIに職を奪われるとか、映画『マトリックス』『ターミネーター』のようにAIに支配される、というのではないメッセージを込めました。AIの心は人間なんだと。
2013年に知ったセールス・ライティング
[ちょっと余談になりますが……]
2013年、あるお店のインターネット集客を考えていたときです。Youtube版〈セールス・ライティング講座〉の広告を見ました。画面にはただ単に文章が出てきて、それを読むだけのシンプルな動画でした。
今思えば、さすがプロのセールスライターが書いている文章だったのです。10分弱だったと思いますが、最後まで見ていました。いや、聞いていました。そして、5、6万円したオンライン講座に参加することになりました。
いや〜眼から鱗がバサバサ落ちました。〈売る〉ことの今までの概念が変わりました。それから、文章を書くことはや8年になります。
ちょっと考えてみてください。あなたは1と2ではどちらの人がよいと思いますか?
- 〈10〉勉強してセールス・コピーを〈1件〉も書かない人
- 〈3〉しか勉強しないけどセールス・コピー〈1件〉書いた人
「1」は、10×0=0。「2」は0.3×1=0.3。0.3>0で「2」が正解。とにかく書かなければ、ダメなのです。ちなみに「1」のような人を、ノウハウコレクターと言います。
ちなみに、2014年7月13日に、初めてブログ記事を投稿しました。文章の練習のためにブログを書きはじめたのです。今も書いています。
心に刺さるコピーを探しませんか!
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難しく考えないで、目の前にいるあなたのお客様に「お客様の未来のワクワク感を、私の商品やサービスでお手伝いします」と話してみればよいのです。
何かピン!とくるものがありましたら、ご連絡ください。あなたのワクワク感をコピー力とデザインでお手伝いいたします。